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11/30(土) 第3回 暮らしの編集室 編集員養成講座

テーマ:「好き」を表現してみる-あなたらしいきたもとの伝え方とは-

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11月30日(土)『第3回編集員養成講座』にご参加いただきましたみなさま、本当にありがとうございました!

第3回は『「好き」を表現してみる-あなたらしいきたもとの伝え方とは-』というテーマで、この講座のコーディネーター渡部勇介さんを含めた、文章を書くことに携わっている3人のアドバイザーを中心に文章を書くことについて考えていきました。当日は参加者・運営合わせて15名。参加してくださった方だけでなく、運営側も一緒に学んで考えていくスタイルがこの講座独特なところかもしれません。良い文章とは?という問いの正解はどこにあるのでしょうか。ぎゅっと焦点をひとつに絞れば一言で正解を表すことができて、技術的な講座を行うことも可能だと思います。ただ、この講座ではこれという何かに絞って考えるのではなく、まずひとつのテーマで書いてみる。そこから、その文章をどんな思いで書いたのか、その文章がアドバイザーや参加者の方からどんな風にみえたのかを共有する時間に重きをおいて、じっくりひとつひとつの文章に向き合っていきました。13時半から17時まで時間はたっぷりあるかと思っていましたが、あっという間でしたね。

アドバイザーはこちらの3人。(ライターのお仕事などをしている方々)

渡部勇介さん   暮らしの編集室代表 

Esaki Nariyaさん  kosa10magazine 

移転されて1本目の記事が北本についてなんて嬉しいですね。そして続きが気になる…

片野未咲希さん 日本文化の入り口マガジン 和樂web (片野さんの記事はこちら

こんな記事もありましたよ。県民としては読んでいて楽しい。熱いぞ、埼玉文化座談会!実は全国2位のうどん県?えっ北辰テストって他県にないの?

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今回は事前に宿題の提出をお願いしました。

題材:あなたの好きな北本市の「もの」「こと」「ひと」について、伝えたいことを意識して400文字で表現してください。

形式:見出し40文字以内、本文400文字以内(余裕があれば1枚写真付きOK)

書いてきてもらった「文章」は、紙媒体にして、20分くらいかけてじっくりと読む時間をつくりました。発表という場は設けずに(予定では5分と伝えてあったのですが…もうしわけございません)、それぞれの「北本の好き」をどんな思いで書いたのか、どんな風にみてとれたのか、話していきました。

 

参加者のみなさんと同じく運営スタッフもみんな同じ題材、形式で書きました。(笑)

みなさんの文章を読むのがとても楽しかったです。同じテーマで書いた文章を一度に読むことができるなんて機会、もうなかなかないですよね。小学生のときの作文以来でしょうか。

 

ひとつずつの作品に対して、良さだけでなく、どう感じたかを意見交換していく時間は、とても貴重な時間となりました。

以下はその時間にひとつひとつの作品に対して、読み手と書き手と混ざって発言したことをまとめたものです。

参考になるかどうかは別として、「いい文章とは」の答えがひとつじゃないんだなと思っていただけたら幸いです。

(みなさんの「北本の好き」作品は講座だけの秘密ですよ^^)

 

・その時の思いやその記憶をトレースして書く。

・自分の記憶は既にリアリティではないかもしれない、それでも言葉にする。

・書いたり消したり。リズムや文体などを意識して書く。文章のはじめと終わりを決めて書くこともある。

・文章の書き方としては倍くらいの量を書いて、文を入れ替えたり削ったりして組み立てていく。

・同じことばを繰り返して入れるか入れないか。

・美しさを文章で伝えるのは難しい→どう伝えるのか

・テンションが上がりきらない文章は読者を置いていかない。

・つい最後に「なんつって」と照れ隠しをしたくなるところをなしにして文章として歌いきることはとても大切。

・ベストでなくてもベターな文章であることも大事。

・北本に住んでどのくらい経ったかしら。→パンチのある書き出し。新聞の投稿欄を見ているような感覚。

・この人にしか書けない思いを詰め込んだ文章は、読み始めると、知らぬ間に文章の中に引き込まれていく。

・日常が見える文章は他人であれど感情移入がしやすい。

・書き出しの入り口がいい文章は読みやすい。

・主体をはっきりすることでテキスト全体の重心をしっかりと置く。

・とんがって書いて反発されると「読んでももらえない」

・文章の納め方はあるけれど、納めずに書く方法もある。

・説明文として書いていないのに、その空間が伝わってくる。

・状況説明や体験を入れるか、入れないか。情報の出し方の順番によっても印象が大きく変わる。

・外向けの文章に書くことができたらもっと魅力を伝えられる文章になる。(書く対象)

・「私がこう思う」の意思がしっかりある文章は意思表明としていい伝え方になる場合もある。

・書き出しの文章の後に改行をいれるブログの文体の面白さ。

・自分のことなのに客観的な文章(自分の姿を見て書いたかのような文章)

・その「人」がみえてくる文章。感情の深いところがみえる。

・展開が見える文章。(起承転結まではなくとも)

・校正のつまづきの石を置くことも面白さ。

・本文のはじめに結論を匂わせるのも手法のひとつ。

・体験としての思い入れが少ないからこそ、文章に自由度が高まり、逆に面白いものになる。そこにキラーワードがきてより引き付けられる。

・限られた時間でつくったからこその文章。もう少し時間があって練っていたら忖度した文章になっていたかも。

・「お酒」を「酒」にしているだけで、酒好きなことがわかる。

・横のつながりだけでなく縦のつながりも交差していく(年齢の表現)

・「いやー、すごいとこ来ちゃったなぁ」「ちょっと散歩行ってみる?」・・セリフからはじまる面白さ。

・おおきなピークはなく緩やかに日常を語る(あたたかい感覚)

・誰かにとってはどうでもいいこと、のこともある。

・外向けの文章は誰が読んでも情報として受け取ることができる。

・数字があるとわかりやすい文章になる。逆に数字が多すぎないことで文章をデータとして伝えないこともできる。

などなど・・・・・

講座中にあがった読んでみてほしい記事の一部も挙げておきます!

ナイフの記事(和樂web:澤田真一さん)

滝沢カレンさんのから揚げの記事(Instagram)

ジュリアス・スージーさんの記事(食べログレビュアー)

新明解国語辞典のまとめ  など。

これらの文章を読むと、「一文に、文章に個性が光っている」のがよくわかります。正しさや上手さの「良さ」ではない、「いい文章」。

片野さんが携わっている「和樂web」は日本文化の入り口マガジンをコンセプトとするメディアで、ライターの人数は約80人。記事を作成するときには、その人のライフスタイルや個性、得意分野を生かして書くようにしているそうです。中でもナイフの記事を書く澤田真一さんの文章からは、ナイフ愛が込められていて、読んでいると惹きこまれてしまいます。

また、雑誌からコンテンツを抜粋してwebに掲載するメディアもあり、その場合は構成をもう一度考えるそうです。紙面(紙媒体の平面)と電子書籍(webは縦軸)では読み手の目の動きなども異なるため、書籍をwebにそのまま落とそうとすると違和感を感じて読みづらさをかんじることがある、のは実感として分かります。多くの人は読みなれた紙ベースで文章に触れる機会のほうがまだまだ多いですよね。紙は平面なので目の進みの順番があり、読者がどういう順番で読むのか想定しながら流れをつくるそうです。平面やスクロールの違いだけでなく、右から左からの読み方によっても目の流れやとまりは変化する…など。媒体によって全く異なる伝え方の工夫があることを改めて知りました。(webはどのくらい読まれたかがわかるけど、紙ベースは意図したように読まれているかがこちらにはわからない。→今までの読者アンケートなどで同行を探り、ノウハウを使って作っているのではないか。また、OZmagazineのようにA版B版でサイズを変えて雑誌を作っているのは、どのように使われるのかまで考えているのではないか。読み進めたいときは流すようなレイアウトで作成する。などの意見もありました。おもしろい!)

また、インタビュー記事の場合、聞いた順番にせずに自分で物語を作って記事をつくることもあるそうです。導入や取材の理由、落ちを先に考えておいて書くこともあるとのこと。作り方、伝え方っていろいろあるんですね。タイトル(見出し)については、旬のタイトルをつけることもあるし、キャッチーや伝えたいことを考えてつけることもあって、タイトルによって全く違うものになる面白さも知りました。片野さんは基本的にタイトルはまとめではなく、記事の中で「えっ」と思ったことや発見したことをつけていて、江崎さんは見出しをつける意味「伝えたいことはなんだろう」と考えてつけることが多いそう。タイトルひとつとっても全く異なるものになるんですね。(今回わたしの文章のタイトルはそう考えるとひどいものでした・・(笑))

 

文章は発見して渡されて、見られたときに文章になる、作品になる、価値が生まれる。

文章は読まれてこそ読まれたときに意味を発揮する。

だからこそ、読者を想定して書く(誰に読んでほしいのか)、そのためにどう書くのかを考えることが大事。

文法、文体的な正しさが必ずしも「面白い」、「いい文章」になるとは限らない。

 

この講座を行うにあたり、みなさまの書いてきてくださった文章はとても「いい文章」でした。

本当にありがとうございました!(この後に次回12/14(土)第4回のお知らせがありますよー!)

 

次回12/14(土)、第4回「暮らしの編集室 編集員養成講座」は・・・特別編ですーー!☆彡

Hack THE Kitamoto

日時  :12/14[土] 13:00 – 15:00
場所  :ケルン (北本市中央1丁目109)
定員  :20名[先着]
料金  :無料
タイトル:暮らしの編集室 編集員養成講座の特別編「Hack THE Kitamoto」
ゲスト :青野利光さん(スペクテイター編集長)
内容  :きたもと暮らしの編集室では、編集員養成講座の特別編として、雑誌スペクテイターの編集長である青野利光さんをゲストにお迎えし、青野さんがこれまでに住んだ街や取材で訪れた町の話、そこで見つけた面白かったガイドブックの話などをお聞きしながら、まちの楽しみ方、伝え方を考えます。郊外のまちをHackしてそれぞれが勝手に楽しむ方法を「余白のまち北本」で考え見つけ出しましょう。こんなチャンスは二度とないかも。な贅沢な企画です。北本やご近所にお住いの方はじめ、近くても遠くても興味のある方はぜひお申し込みください。

ご予約は info@kitamotokurashi.com までメールでお願いいたします。件名に「Hack THE Kitamoto」と記入し、本文にお名前ご連絡先を記入の上、上記アドレスまでお申し込みください。

ご参加、ぜひぜひお待ちしております!


「暮らしの編集室 編集員養成講座」を通して、

①編集のチームを作りたい(面白がり方の共有、なぜの共有)、

②来年の市プロモーションサイトに記事を投稿してくれる人を見つけたい、

③編集という視点で面白く生きられる、面白がれる人を増やしたい と思っています。

次回の特別編へのご参加、お待ちしております!

http://www.machikan.com/wp-content/uploads/2019/09/69551361_422226505310337_6286190769527062528_n-1024x727.pnghttp://www.machikan.com/wp-content/uploads/2019/09/69551361_422226505310337_6286190769527062528_n-150x150.png北本市観光協会暮らしと場の習慣研究所未分類------------------------------------------------------ 11/30(土) 第3回 暮らしの編集室 編集員養成講座 テーマ:「好き」を表現してみる-あなたらしいきたもとの伝え方とは- ------------------------------------------------------ 11月30日(土)『第3回編集員養成講座』にご参加いただきましたみなさま、本当にありがとうございました! 第3回は『「好き」を表現してみる-あなたらしいきたもとの伝え方とは-』というテーマで、この講座のコーディネーター渡部勇介さんを含めた、文章を書くことに携わっている3人のアドバイザーを中心に文章を書くことについて考えていきました。当日は参加者・運営合わせて15名。参加してくださった方だけでなく、運営側も一緒に学んで考えていくスタイルがこの講座独特なところかもしれません。良い文章とは?という問いの正解はどこにあるのでしょうか。ぎゅっと焦点をひとつに絞れば一言で正解を表すことができて、技術的な講座を行うことも可能だと思います。ただ、この講座ではこれという何かに絞って考えるのではなく、まずひとつのテーマで書いてみる。そこから、その文章をどんな思いで書いたのか、その文章がアドバイザーや参加者の方からどんな風にみえたのかを共有する時間に重きをおいて、じっくりひとつひとつの文章に向き合っていきました。13時半から17時まで時間はたっぷりあるかと思っていましたが、あっという間でしたね。 アドバイザーはこちらの3人。(ライターのお仕事などをしている方々) 渡部勇介さん   暮らしの編集室代表  Esaki Nariyaさん  kosa10magazine  移転されて1本目の記事が北本についてなんて嬉しいですね。そして続きが気になる… 片野未咲希さん 日本文化の入り口マガジン 和樂web (片野さんの記事はこちら) こんな記事もありましたよ。県民としては読んでいて楽しい。熱いぞ、埼玉文化座談会!実は全国2位のうどん県?えっ北辰テストって他県にないの? ------------------------------------------------------ 今回は事前に宿題の提出をお願いしました。 題材:あなたの好きな北本市の「もの」「こと」「ひと」について、伝えたいことを意識して400文字で表現してください。 形式:見出し40文字以内、本文400文字以内(余裕があれば1枚写真付きOK) 書いてきてもらった「文章」は、紙媒体にして、20分くらいかけてじっくりと読む時間をつくりました。発表という場は設けずに(予定では5分と伝えてあったのですが…もうしわけございません)、それぞれの「北本の好き」をどんな思いで書いたのか、どんな風にみてとれたのか、話していきました。   参加者のみなさんと同じく運営スタッフもみんな同じ題材、形式で書きました。(笑) みなさんの文章を読むのがとても楽しかったです。同じテーマで書いた文章を一度に読むことができるなんて機会、もうなかなかないですよね。小学生のときの作文以来でしょうか。   ひとつずつの作品に対して、良さだけでなく、どう感じたかを意見交換していく時間は、とても貴重な時間となりました。 以下はその時間にひとつひとつの作品に対して、読み手と書き手と混ざって発言したことをまとめたものです。 参考になるかどうかは別として、「いい文章とは」の答えがひとつじゃないんだなと思っていただけたら幸いです。 (みなさんの「北本の好き」作品は講座だけの秘密ですよ^^)   ・その時の思いやその記憶をトレースして書く。 ・自分の記憶は既にリアリティではないかもしれない、それでも言葉にする。 ・書いたり消したり。リズムや文体などを意識して書く。文章のはじめと終わりを決めて書くこともある。 ・文章の書き方としては倍くらいの量を書いて、文を入れ替えたり削ったりして組み立てていく。 ・同じことばを繰り返して入れるか入れないか。 ・美しさを文章で伝えるのは難しい→どう伝えるのか ・テンションが上がりきらない文章は読者を置いていかない。 ・つい最後に「なんつって」と照れ隠しをしたくなるところをなしにして文章として歌いきることはとても大切。 ・ベストでなくてもベターな文章であることも大事。 ・北本に住んでどのくらい経ったかしら。→パンチのある書き出し。新聞の投稿欄を見ているような感覚。 ・この人にしか書けない思いを詰め込んだ文章は、読み始めると、知らぬ間に文章の中に引き込まれていく。 ・日常が見える文章は他人であれど感情移入がしやすい。 ・書き出しの入り口がいい文章は読みやすい。 ・主体をはっきりすることでテキスト全体の重心をしっかりと置く。 ・とんがって書いて反発されると「読んでももらえない」 ・文章の納め方はあるけれど、納めずに書く方法もある。 ・説明文として書いていないのに、その空間が伝わってくる。 ・状況説明や体験を入れるか、入れないか。情報の出し方の順番によっても印象が大きく変わる。 ・外向けの文章に書くことができたらもっと魅力を伝えられる文章になる。(書く対象) ・「私がこう思う」の意思がしっかりある文章は意思表明としていい伝え方になる場合もある。 ・書き出しの文章の後に改行をいれるブログの文体の面白さ。 ・自分のことなのに客観的な文章(自分の姿を見て書いたかのような文章) ・その「人」がみえてくる文章。感情の深いところがみえる。 ・展開が見える文章。(起承転結まではなくとも) ・校正のつまづきの石を置くことも面白さ。 ・本文のはじめに結論を匂わせるのも手法のひとつ。 ・体験としての思い入れが少ないからこそ、文章に自由度が高まり、逆に面白いものになる。そこにキラーワードがきてより引き付けられる。 ・限られた時間でつくったからこその文章。もう少し時間があって練っていたら忖度した文章になっていたかも。 ・「お酒」を「酒」にしているだけで、酒好きなことがわかる。 ・横のつながりだけでなく縦のつながりも交差していく(年齢の表現) ・「いやー、すごいとこ来ちゃったなぁ」「ちょっと散歩行ってみる?」・・セリフからはじまる面白さ。 ・おおきなピークはなく緩やかに日常を語る(あたたかい感覚) ・誰かにとってはどうでもいいこと、のこともある。 ・外向けの文章は誰が読んでも情報として受け取ることができる。 ・数字があるとわかりやすい文章になる。逆に数字が多すぎないことで文章をデータとして伝えないこともできる。 などなど・・・・・ 講座中にあがった読んでみてほしい記事の一部も挙げておきます! ナイフの記事(和樂web:澤田真一さん) 滝沢カレンさんのから揚げの記事(Instagram) ジュリアス・スージーさんの記事(食べログレビュアー) 新明解国語辞典のまとめ  など。 これらの文章を読むと、「一文に、文章に個性が光っている」のがよくわかります。正しさや上手さの「良さ」ではない、「いい文章」。 片野さんが携わっている「和樂web」は日本文化の入り口マガジンをコンセプトとするメディアで、ライターの人数は約80人。記事を作成するときには、その人のライフスタイルや個性、得意分野を生かして書くようにしているそうです。中でもナイフの記事を書く澤田真一さんの文章からは、ナイフ愛が込められていて、読んでいると惹きこまれてしまいます。 また、雑誌からコンテンツを抜粋してwebに掲載するメディアもあり、その場合は構成をもう一度考えるそうです。紙面(紙媒体の平面)と電子書籍(webは縦軸)では読み手の目の動きなども異なるため、書籍をwebにそのまま落とそうとすると違和感を感じて読みづらさをかんじることがある、のは実感として分かります。多くの人は読みなれた紙ベースで文章に触れる機会のほうがまだまだ多いですよね。紙は平面なので目の進みの順番があり、読者がどういう順番で読むのか想定しながら流れをつくるそうです。平面やスクロールの違いだけでなく、右から左からの読み方によっても目の流れやとまりは変化する…など。媒体によって全く異なる伝え方の工夫があることを改めて知りました。(webはどのくらい読まれたかがわかるけど、紙ベースは意図したように読まれているかがこちらにはわからない。→今までの読者アンケートなどで同行を探り、ノウハウを使って作っているのではないか。また、OZmagazineのようにA版B版でサイズを変えて雑誌を作っているのは、どのように使われるのかまで考えているのではないか。読み進めたいときは流すようなレイアウトで作成する。などの意見もありました。おもしろい!) また、インタビュー記事の場合、聞いた順番にせずに自分で物語を作って記事をつくることもあるそうです。導入や取材の理由、落ちを先に考えておいて書くこともあるとのこと。作り方、伝え方っていろいろあるんですね。タイトル(見出し)については、旬のタイトルをつけることもあるし、キャッチーや伝えたいことを考えてつけることもあって、タイトルによって全く違うものになる面白さも知りました。片野さんは基本的にタイトルはまとめではなく、記事の中で「えっ」と思ったことや発見したことをつけていて、江崎さんは見出しをつける意味「伝えたいことはなんだろう」と考えてつけることが多いそう。タイトルひとつとっても全く異なるものになるんですね。(今回わたしの文章のタイトルはそう考えるとひどいものでした・・(笑))   文章は発見して渡されて、見られたときに文章になる、作品になる、価値が生まれる。 文章は読まれてこそ読まれたときに意味を発揮する。 だからこそ、読者を想定して書く(誰に読んでほしいのか)、そのためにどう書くのかを考えることが大事。 文法、文体的な正しさが必ずしも「面白い」、「いい文章」になるとは限らない。   この講座を行うにあたり、みなさまの書いてきてくださった文章はとても「いい文章」でした。 本当にありがとうございました!(この後に次回12/14(土)第4回のお知らせがありますよー!)   次回12/14(土)、第4回「暮らしの編集室 編集員養成講座」は・・・特別編ですーー!☆彡 Hack THE Kitamoto 日時  :12/14 13:00 – 15:00 場所  :ケルン (北本市中央1丁目109) 定員  :20名 料金  :無料 タイトル:暮らしの編集室 編集員養成講座の特別編「Hack THE Kitamoto」 ゲスト :青野利光さん(スペクテイター編集長) 内容  :きたもと暮らしの編集室では、編集員養成講座の特別編として、雑誌スペクテイターの編集長である青野利光さんをゲストにお迎えし、青野さんがこれまでに住んだ街や取材で訪れた町の話、そこで見つけた面白かったガイドブックの話などをお聞きしながら、まちの楽しみ方、伝え方を考えます。郊外のまちをHackしてそれぞれが勝手に楽しむ方法を「余白のまち北本」で考え見つけ出しましょう。こんなチャンスは二度とないかも。な贅沢な企画です。北本やご近所にお住いの方はじめ、近くても遠くても興味のある方はぜひお申し込みください。 ご予約は info@kitamotokurashi.com までメールでお願いいたします。件名に「Hack THE Kitamoto」と記入し、本文にお名前ご連絡先を記入の上、上記アドレスまでお申し込みください。 ご参加、ぜひぜひお待ちしております! 「暮らしの編集室 編集員養成講座」を通して、 ①編集のチームを作りたい(面白がり方の共有、なぜの共有)、 ②来年の市プロモーションサイトに記事を投稿してくれる人を見つけたい、 ③編集という視点で面白く生きられる、面白がれる人を増やしたい と思っています。 次回の特別編へのご参加、お待ちしております!埼玉県北本市観光協会のウェブサイトです。北本市の観光情報を発信します。