先日もこのサイトでご紹介した北本にある2つの神社、「東間浅間神社」と「竹乃子浅間社」では6月30日(月)、7月1日(火)に初山参りがおこなわれました。

【おさらい】初山参りとは…富士山の山開きにあわせた例祭。去年から今年に生まれた初宮詣の済んだ赤ちゃんが、親と伴にお山に登り、額に神印を押され、成長を願うお祓いを受けます。またこの時配られるウチワには中風除の信仰があります。(参照 氷川神社ウェブサイト

浅間神社には富士山を模した冨士塚があります。
富士山の初開きにあわせておこなわれるこの行事は、赤ちゃんとともに「富士山」の頂上にある社殿へ上って、健やかに育つようおはらいを受けます。
額には「神宝」とかかれた朱印を押してもらい、赤ちゃんの名前の入ったお札とうちわを持って帰ります。

「東間浅間神社」と「竹乃子浅間社」はどちらも富士山信仰の神社で、初山参りもおこなわれますが、賑わいや規模は全く違い、それぞれの趣きがあります。

まずは「東間浅間神社」のご紹介。

外からも中がうかがえるほにぎやかな様子。
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境内は屋台と人で混雑し、活気があります。
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赤ちゃんがいない人にとって、東間浅間神社のお祭りは、一足早い夏祭りといったところ。
浴衣でおとずれる女の子たちもたくさんいました。
ステージでは歌や踊りが披露されています。
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肝心の初山参りも少子化の波に負けず、たくさんのあかちゃんが訪れていました。
階段は狭く、急なつくりで、赤ちゃんを抱えて登るのはちょっと大変そうですが、
疑似「富士山登山」ならば仕方ないのかもしれません。
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家族に支えられながら上まであがり、朱印を押してもらいます。
びっくりして号泣してしまう赤ちゃんもいました。
手印
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その後、祝詞を読んで、おはらいを受け、お札と団扇をもらって下山します。
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続いて「竹乃子浅間社」。

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田畑に囲まれた立地にあるこの神社。
名前の由来となった「竹」が富士塚の周りを囲んでいます。
もともと、こどもたちが「竹」のようにすくすくと育ってほしいという願いを込めて建てられたといわれ、一時、氷川神社と統合されましたが、こどもの間に病が流行してしまったため、再びこの場所に戻されたそうです。

「東間浅間神社」ほどの賑わいはありませんが、3世代一緒に来ている方も多く、
孫の成長に目尻の下がるおじいちゃんやおばあちゃんたちがたくさんいました。
3世代

ここでも朱印を額におしてもらって、祝詞を読んでうちわとお札をもらいます。
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ここは、屋台などはありませが、おはらいを終えた方達に、地域の方がお茶やおせんべいを用意してくださっていました。

神社は多くの地域の方達が氏子となって運営されていて、このような伝統行事も氏子の方たちが交代で準備から運営までされていました。
赤ちゃんが来る度にみなさんで一斉に笑顔で迎える姿をみていると、赤ちゃんというのは、もちろんお母さんお父さんの宝でもあるけれど、地域の宝でもあると感じました。
お母さん、お父さん、おじいちゃん、おばあちゃん、地域のひとたちに見守られながら、初山参りをすませた赤ちゃんたち。竹の子のように健やかに成長しますように!

追記:
突然の取材に快く応じてくださったみなさま、ご協力ありがとうございました。

 

http://www.machikan.com/wp-content/uploads/2014/07/手印-1024x680.jpghttp://www.machikan.com/wp-content/uploads/2014/07/手印-300x300.jpg北本市観光協会みる先日もこのサイトでご紹介した北本にある2つの神社、「東間浅間神社」と「竹乃子浅間社」では6月30日(月)、7月1日(火)に初山参りがおこなわれました。 浅間神社には富士山を模した冨士塚があります。 富士山の初開きにあわせておこなわれるこの行事は、赤ちゃんとともに「富士山」の頂上にある社殿へ上って、健やかに育つようおはらいを受けます。 額には「神宝」とかかれた朱印を押してもらい、赤ちゃんの名前の入ったお札とうちわを持って帰ります。 「東間浅間神社」と「竹乃子浅間社」はどちらも富士山信仰の神社で、初山参りもおこなわれますが、賑わいや規模は全く違い、それぞれの趣きがあります。 まずは「東間浅間神社」のご紹介。 外からも中がうかがえるほにぎやかな様子。 境内は屋台と人で混雑し、活気があります。 赤ちゃんがいない人にとって、東間浅間神社のお祭りは、一足早い夏祭りといったところ。 浴衣でおとずれる女の子たちもたくさんいました。 ステージでは歌や踊りが披露されています。 肝心の初山参りも少子化の波に負けず、たくさんのあかちゃんが訪れていました。 階段は狭く、急なつくりで、赤ちゃんを抱えて登るのはちょっと大変そうですが、 疑似「富士山登山」ならば仕方ないのかもしれません。 家族に支えられながら上まであがり、朱印を押してもらいます。 びっくりして号泣してしまう赤ちゃんもいました。 その後、祝詞を読んで、おはらいを受け、お札と団扇をもらって下山します。 続いて「竹乃子浅間社」。 田畑に囲まれた立地にあるこの神社。 名前の由来となった「竹」が富士塚の周りを囲んでいます。 もともと、こどもたちが「竹」のようにすくすくと育ってほしいという願いを込めて建てられたといわれ、一時、氷川神社と統合されましたが、こどもの間に病が流行してしまったため、再びこの場所に戻されたそうです。 「東間浅間神社」ほどの賑わいはありませんが、3世代一緒に来ている方も多く、 孫の成長に目尻の下がるおじいちゃんやおばあちゃんたちがたくさんいました。 ここでも朱印を額におしてもらって、祝詞を読んでうちわとお札をもらいます。 ここは、屋台などはありませが、おはらいを終えた方達に、地域の方がお茶やおせんべいを用意してくださっていました。 神社は多くの地域の方達が氏子となって運営されていて、このような伝統行事も氏子の方たちが交代で準備から運営までされていました。 赤ちゃんが来る度にみなさんで一斉に笑顔で迎える姿をみていると、赤ちゃんというのは、もちろんお母さんお父さんの宝でもあるけれど、地域の宝でもあると感じました。 お母さん、お父さん、おじいちゃん、おばあちゃん、地域のひとたちに見守られながら、初山参りをすませた赤ちゃんたち。竹の子のように健やかに成長しますように! 追記: 突然の取材に快く応じてくださったみなさま、ご協力ありがとうございました。  埼玉県北本市観光協会のウェブサイトです。北本市の観光情報を発信します。