きたもと暮らし研究会 第2回へのご参加ありがとうございました!
きたもと暮らし研究会とは?
北本の暮らしの中から楽しみを探し、みんなで研究していく会です。
一口で「暮らし」といっても、その中には生活、仕事、教育、文化、遊びなど様々な要素が含まれています。それぞれのフィールドですでに楽しいことをしている人もたくさんいるでしょう。だけどまだ意外とお互いを知らなかったり、求めている人に情報が届いていないこともあります。新たに楽しいことに出会うきっかけを探している人もいるはずです。よく知っている北本から、あんまり知られていない北本まで、みんなの知識を出し合って繋げてみることで新しい北本の可能性を改めて考えてみます。
北本に住んでいる人はもちろん、働いている人、ご近所の人、来たことはないけど気になっている人まで、どなたでもご参加できます。北本のまちを舞台にどんな楽しい暮らし方ができるのか、みんなで一緒に探し、研究していきましょう。
先日10/6(日)には「子どもたちが楽しむまちを考える」をテーマに第2回が開催されました。第1回から参加してくださっている方や誘われて参加してくださった方などたくさんの方に来ていただくことが出来ました。ほんとうにありがとうございました!前日までの暑さから一変して肌寒い一日となり、参加された皆様が風邪をひいてないか、心配です・・・。次回は11/30、「暮らしの中に仕事をつくる」をテーマに行います。場所は北本駅から近い場所で行う予定です。ぜひご参加くださいね。応募はこちら
第2回は
①市内の活動団体の紹介(北本手作り絵本サークル「ポエム」さま、北本学童保育「うさぎっ子クラブ」さま、みんなの居場所「わーくわっく北本」さま、森と子育てのつどい「モリトコ」さま)、
②市外の活動団体の紹介(つなぐば[草加]、駄菓子屋イナガキ[加須]、札幌コレクティブオーケストラ)、
③自分たちが子供のころに楽しかったこと を2時間にかけて話しました。
手作り絵本サークル「ポエム」代表の清水さまからお借りした手作り絵本
「ポエム」さんは北本市内で不定期に活動されている手作り絵本、手作りおもちゃ、大型紙芝居、段ボールシアターなどたくさんの工作ワークショップとパフォーマンスを4名で作り上げている団体です。今年のこどもの日に北本市文化センターで行われた「子ども劇場」では、紙袋マペットで「大きなかぶ」の上演もされています。北本市のわくわくさんを目指して、子供も大人もわくわくしながら、絵本の良さを伝えたり、作ることの楽しさを教えたりして子育て支援をしています。絵本にしても工作にしても作り上げる工程を楽しく見せてあげることで面白さが伝わって、一緒に楽しむことができる。ポエムさんの活動から子供も大人も一緒に楽しめる居場所が生まれています。
北本市の学童保育を運営管理されている「うさぎっこクラブ」、ご存じの方や利用されている方もおおくいらっしゃるかとおもいます。北本市には現在8小学校に11の学童があります。どの学童も学校の敷地内にあり、放課後も校庭で思いっきりかけっこして安全に遊ぶことができます。北本では当たり前のような風景ですが、なかなか珍しいことのようです。また、1~6年生までのこどもがいるので、子供同士が遊びを1から考えたり小さい子の面倒をみたり、自分1人ではやらないこともやってみる経験が積まれ、人と人との関わり方を学んでいきます。北本市で働く学童支援員さんは現在高校生から70歳代まで幅広い年代の方が働いています。パートやアルバイトの募集をしているそうですので、18時くらいまでの時間子供たちと一緒に過ごしてみたいかた、うさぎっこクラブさんにぜひぜひお問い合わせくださいね。
次に「わーくわっく北本」さんからは、働いている方から活動のご紹介をしていただきました。参加者のなかには、わーくわっく北本を利用しているという方もいらっしゃいました。一時託児や子供向けの教室、だれでも食べに行ける日替わりランチ、ワークショップや絵の展示、また毎月最終土曜日にはお酒とおいしいお料理が食べられる「みんなの居酒屋」も開催しています。
わーくわっく北本のように多様性のある仕組みづくりの中で、大人が居られる場があることはとても貴重です。たくさんの方の居場所になっていくように、これからもさまざまイベントを開催していくとのことですので、ぜひ足を運んでみてください。
わーくわっく北本 http://tetotekitamoto.web.fc2.com/room.html
最後に「森と子育てのつどい(モリトコ)」さんの代表 橋本さんにお話を伺いました。橋本さん以外にも合わせて3名のモリトコメンバーが来てくださいました。
モリトコは毎月第2日曜日に「北本市てづくりの森」にてプレーパークを開催して、北本の緑豊かな雑木林を舞台として子供の居場所づくりをしている団体です。子供の居場所のみならず、地域をつなぎ、まちをつくっているモリトコの活動をもっと多くの方に広めていけるようにしていきたいと思います。まずは働くママにもやさしい時間で、共同して楽しいことをつくっていけたらいいですね。
森と子育てのつどい(モリトコ) https://ameblo.jp/moritoco2016/
その後、「つなぐ場[草加]」、「駄菓子屋イナガキ[加須]」、「札幌コレクティブオーケストラ」などを例に、市外で行われている居場所づくりの活動をスタッフ渡部より紹介してもらいました。
民間から行政までが柔軟に対応して過ごしやすい空間がつくりあげられている例、まちに居られる時間や楽しかった時間を積み重ねられることが大切であること、昔楽しいことを経験した大人が今の子供をその場に連れていくことで楽しさに巻き込んでいけること、年齢関係なく一緒に楽しめる空間があること、市外の活動には魅力的でありながらこれからのヒントになりそうなことがたくさんありました。
最後に、『自分たちが子供の時楽しかったこと』を1人ずつ話していきました。
・今はない風景に対する引っ掛かりがある大切さ⇔現状を魅力に思う人の意見も取り入れる。
・体験してこそその場が故郷になっていく。
・昔実際に触れたものがあったからそのころの話ができる、北本は子供の声といっしょに暮らしてきたまち(声が聞こえるのが嬉しい)。
・日常の経験を継続してさせること、遊具などではなく木登りなどの特別じゃない遊びが残る。
・五感に残る記憶をもたせてあげること→自分が子育てする時に戻ってきたいと思える。
・何もないところから遊びを考える力が将来の企画力に活きてくる。
・一方的に受ける遊びでなく、日常の繰り返し遊んだ感覚が記憶に残る。
・学童保育で自分たちで決めて買って作って食べる経験がまちに何があるか知るきっかけにもなった。
・においや食べ物などの接したものが大人になってからも蘇り、選択や行動につながる(体験がずっと残る)。
・地域や地域の人との距離が近くて暮らしが見えるなかで過ごした経験があるから大人になってからも地元に愛着が残る。
日常の中にあった楽しかったもの、ことを話す方が多かった印象を受けました。
ドキドキやわくわくの体験が、大人になってもわたしたちの中にはずっと残っているんですね。
北本市で暮らす「日常」のなかにどんな楽しいことを経験できることが今あるのか、これから見つけていけるのか、この「きたもと暮らし研究会」で共通の思いをもったひとがつながっていくことで、形にしていきたいですね。
第3回は「暮らしの中に仕事をつくる」というテーマに、「わたしたちの月3万円ビジネス」通称「3ビズ」で話題の矢口真紀さんを講師にお呼びします!
ぜひお気軽にご参加ください!(お子さんと一緒の参加も大歓迎です)
初めて会ったひとばかりの場所でも、話したり手を動かしたりしながら試行錯誤して、こんなこともできると知る。1つ1つ、ヒトモノコトと知り合って、つながっていく体験が「きたもと暮らしの研究会」ではできるのではないかなと感じました。「北本ってこんなまちで、こんなことが出来るまちで、いいね」とたくさんの方に思ってもらえるよう、「楽しい暮らし」を探る研究会で出会うモノコトヒトに繋がって話して、北本のいいところ、楽しいこと、面白いこと、探していきませんか?
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