先日、ハーバード大学デザイン大学院の学生13名を案内しました。
彼らは北本駅西口駅前広場の設計に携わった建築家 塚本由晴さん、貝島桃代さん(アトリエ・ワン)のお二人が受け持つスタジオの学生で、中国、イラン、日本、アメリカ、メキシコ、台湾などからハーバードに集まった建築や都市計画を専攻する学生たちです。
デザイン専攻でいくつかのスタジオ(対象敷地は全世界)を選択できるなかで、アトリエ・ワンのお二人がテーマにしたのが、東京から100キロ圏内の郊外都市。
今回北本に来た学生の多くは母国に戻ると都市生活者であり、高度に都市化された生活や文化にいくばくかの疑問を感じつつ日本の郊外である北本にやってきました。
彼らの北本でのメインテーマは農業。
都市近郊でありながら、住空間と農地が隣接する典型的なベッドタウンに、建築的提案をするのが彼らの課題です。
視察では住空間と隣接する自然や農地を案内し、北本での暮らしの現状をお話しました。
また、北本市観光協会が抱える、観光産業がないまちでの観光まちづくりについて、生活者である市民目線による『暮らしと場の習慣を観光に』をテーマにした一連の活動についてお話しさせていただきました。